今月JagjaguwarからリリースされたS・キャリーの2ndより。
ボン・イヴェールのジャスティン・ヴァーノンと同じ大学を出ていて、
彼の音楽性に惚れ込み、以後行動を共にしているドラマー。
自身で様々な楽器を演奏するソロ活動もやっているのだ。
で、そのクオリティーがボン・イヴェールにも負けていないところが凄い。
強烈な個性には欠けるのかもしれないけど、
底知れぬアメリカの音楽大国っぷり、その層の厚さを思い知らされる。
音楽性は静謐でナイーブ。
大自然への畏敬を表明するPVに象徴されているが、
人間界のしがらみを拒絶したかのような潔癖さがあって、
じんわり泣ける。
会って話したりすると普通の人なのだろうが、
こういう深層心理の核心に触れていくような表現ができるってのが音楽のいいところだな。
国内盤は6月の予定。
勿論ジャスティンも参加しています。