もうすぐキング・クリムゾンの『Road to Red Box』という24枚組BOXが出るらしく・・
『太陽と戦慄』の時は14枚組だっけ(追記:15枚でした)。
コアなファンはもう、この近年の狂い咲き状態にたまらん思いを抱いているのでしょうか。
僕はそこまで追っかけはしませんが、
クリムゾンは時々引っ張り出しては楽しんでます。
この前はこの『Eathbound』(1972)のヤケくそ「21世紀の精神異常者」を3回連続で爆音で浴びました。
これはもうストゥージズやヴェルヴェットと同列で語られるべき大傑作。
何度聴いても痺れる。
カセット音源の米国ライブ。6分辺り、完全にレッド・メーター振り切っていて、最高だ。
アコースティックで美しい『アイランズ』と同じメンバーとは思えん。
これがヤケくそパワーであり、ロックだろう。
で、このツアーの後、即効でロバート・フリップ以外全員が脱退するんだよな。
その割り切り方が凄い。
そして、フリップ大先生はペンペン草も生えない荒涼とした焼け野原に取り残されたわけだが、
そこから旧知の人脈を引き寄せ、黄金期を作り上げるのだ。
偉い。さすが変人だ。
尊敬です。その過程が上記のBOXというわけです。
正直言うと、全部聴きたいです。