前作のコンセプト・アルバム『Hazards of Love』は2009年のお気に入りアルバム第一位に選定した。
というわけで期待しないわけにはいかないディセンバリスツの新作がリリース。
今、SPINNER(→こちら)でフル試聴をやっているので、我慢できなくて聴いたのだが、やっぱりイイ!
ぱっと聴いた感じ、前作の凝った作りとは間逆なシンプルなフォーク・ロック路線。
初期に戻ったというよりは、より思慮深さが表に出てきている感じ。
ギリアン・ウェルチが多くの曲でハーモニーをつけているが、
彼女を引っ張り出すモードが、かなりポイントな気がする。
シンプルだけど、ちゃんと作品の方向性が熟慮されているようだ。
ピーター・バックが参加しているということもあって、
『グリーン』~『アウト・オブ・タイム』期のREMっぽい聡明さを思い起こさせる。
まぁ、とりたててこれは新しいスタイルではないし、ちょっと方向性としては渋すぎる気もするが、
個人的にはコリン・メロイの湿った声が大好きなので、この郷愁をくすぐる切ない感じは全面支持。
(下に貼り付けたレコーディング風景が最高すぎる!馬がいるぞ)
曲が相変わらず良いので、メディアでの評価はどうであれ、
きっと本国アメリカでは地道にヒットするでしょう。
Myspace→こちら
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