僕は今「好きな食べ物は?」と訊かれた時に「タラコスパ。」と即答するようにしている。
それには立派な理由がある。
タラコスパをリスペクトしているからだ。
結構みんな好きなのに、ちょっとタラコスパを上からの目線で見ているような気がする…。
それはいかん、と思うのだ。
僕はそれに気付いて以来、意識的になった。
タラコスパが好きだ、と言っていこう。
タラコスパ党、と言われても構わない。
初め異端であった筈のタラコスパ、
だけど今や定番パスタとして市民権を得ている。
なのに敢えてタラコスパが一番好き、という人は少ない。
何故なんだ!
あらためてじっくり味わうと、旨いぞタラコスパ。
僕も昔は誤解していた。
パスタを出す店で何にしようか迷った挙句、
冒険はせずタラコスパに落ち着いた時なんかに、
自分の選択は間違っていたのではなかろうか、と自分に問い直したこともある。
タラコスパを頼んで店員に馬鹿にされたのではなかろうか、と思ったこともある。
出てきたタラコスパは十分美味しかったのに、
どこかそういった疑問を抱いたせいで満足度が足りないような錯覚に陥ったりもした。
それではいかん。
タラコスパに失礼だ。
だから、最近僕はタラコスパを頼むときは自信を持って頼むのだ。
「タラコのパスタ。」
リスペクトの精神で。
古澤ひかりがブログで僕に「タラコスパの素晴らしさを語られた」と
迷惑そうに書いていたので補足してみました。
BGM:Black Swan / Bert Jansch