2014年2月25日火曜日

サン・キル・ムーン、心にはりつく。



評判の高いサン・キル・ムーン( ≒ マーク・コズレック、元レッド・ハウス・ペインターズ)の最新6thアルバム。
どんな感じかな、とチェックしてみたところ、ものの1分ほどで購入決定。
しばらく聴かないうちに声に異様な凄みが出てきているんだな。
上の曲はアルバム1曲目で7分近くあるのだが、
その「ごっつい存在感」で長さなど忘れてしまう。

歌からはアメリカの中年オヤジが抱える重みのようなものがひしひしと伝わる。
そこにアルバム・タイトル(日本でも大ヒットした犬映画『ベンジー』(1974)より)、「俺はツェッペリンの『永遠の詩』を観た」という曲名(10分あります)、車窓から見える田舎の一瞬を切り取ったアナログな質感のジャケット、父母の歌など、
ノスタルジックな情景がいくつか交錯させてあるようだ。
その対比が胸にじくじく迫ってくる構図。せつない。
これはしっかりした対訳とじっくり向き合いたいなぁ。

サン・キル・ムーン、聴かずにおられようか。
旧譜も揃えていくかな。