2005年6月24日金曜日

首が回らない その1

先週はずっと首が痛かった(今もまだ少し)。
金曜日のライブも実は少し首を庇いながらやっていたのであった。
多分先々週の発熱の影響だろうが、
一時は殆ど首が回らなくて焦った。
全然振り向けないのだ。
左は15度、右はせいぜい25度位しか回らない。
上下も動かん。
めちゃくちゃ痛い。
原因は寝違いなんかじゃない。
午前中にいきなり首がつって、そういう状態になってしまったのだ。
痛くて、その日は夜もよく眠れなかった。
大変だ。

大変だというわけで、次の日整骨院へ行った。
こういう時行かないで、いつ行くんだと思って。
普段から行きたいなぁ、と思っていたこともあるし。
だが、整体師は(随分待たされたな…)僕の症状を調べた後、
何も言わずに冷やすのみ。
すぐに別の患者の方へと移っていってしまった。
僕は「おお、用意周到だな」と思って、
これからの治療を期待していたのだが、
なんと冷やし終わったら僕は帰されてしまったのである。
むち打ち用の白いコルセットを渡されて。
「これ付けておいて下さい」
ショックだった。
どうも、僕の首はひどすぎて治療が出来ないようだった。
圧したり揉んだり、を期待していた僕は完全に意気消沈。
がっくりだった。
そして、白いコルセットを首に巻いて、
自転車に乗って帰ったのである。
道行く人はビックリしてたよ。
そんな白いもん首に巻いて、アンタ自転車こいでんのかい、と。

いや、それにしても。
恐らく、その整体へ来ていた人間の中で、
その時僕が一番困っていた筈だ。
なんせ首が回らないんだから。
でも、治療なし。
隣でオバチャンが腰や膝を揉んでもらって
「ああ、気持ち良かったよ」なんて言ってたけど、
ものすごく腹が立った。
その程度で「来るな!」と。
でも、後々よく考えたら、逆だった。
その程度で来るのが適当なのだ。
あんまりひどいと相手にされない。
僕は白いコルセット渡され、帰れと言われたも同然だった。
くやしい…。

僕は「首が回らない」とはこういうことか、と思い知った。


つづく。


BGM:Blinking Lights And Other Revelations / Eels